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【EU】2025.03.05 発表

欧州委員会、廃蓄電池の分類基準を改正

欧州委員会は、蓄電池に関して、廃棄物リスト(欧州における廃棄物の共通分類基準)を改正したと発表した。
蓄電池は近年原材料が多様化し、廃蓄電池の環境・健康上のリスクとリサイクル過程の適正管理が課題となっている。
改正はこれら課題の解決に加え、蓄電池に含まれる重要な原材料を確保し持続可能性と産業振興の両立を目指す。

・蓄電池関連の分類項目名は、「蓄電池」から「蓄電池の製造・供給・使用から生じる廃棄物」と変更され、対象はこれまでの蓄電池 6種 から各種電池とその製造過程から出る廃棄物など 28種(うち有害廃棄物は 19種)に増加した。
・これまで有害廃棄物でなかったアルカリ電池も有害とされた。
・リサイクル過程から出るブラックマスなども有害廃棄物として追加された。ブラックマスは、リチウムやコバルトなど希少金属を含む。有害物質とされると、バーゼル条約とEU廃棄物輸送規則に基づき域外への輸出が禁止されるため、域内での希少金属確保に役立つ。
・爆発・火災リスクのあるリチウム電池には、新たに分別収集対象コードが付与された。

【欧州委員会】

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