【国際機関】2024.10.30 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、「エネルギー技術展望2024」を公表し、クリーンエネルギー技術の製造・貿易の現状と今後の予測、各国の重要政策(エネルギー、産業、貿易)決定に役立つ情報等を示した。
現行政策に基づく予測では、主要クリーンエネルギー技術(太陽光発電、風力タービン、電気自動車、バッテリー、電解槽、ヒートポンプ)の世界市場は今後10年で3倍となり2兆ドルを超え、貿易額も3倍以上の5,750億ドルに達する見込み。
各国がエネルギー安全保障強化、経済的優位性の維持、排出削減を図る中、クリーン技術製造への投資が記録的に増加、中国、EU、アメリカ、インドに集中している。
当面、中国が世界の製造大国であり続けるという。
一方、東南アジア、ラテンアメリカ、アフリカの国々はクリーン技術生産で生み出される価値の5%未満にすぎないが、新エネルギー経済の扉は様々な開発段階にある国々に開かれていると強調。
重要鉱物の採掘・加工にとどまらず、その競争優位性を活かし、バリューチェーン向上が可能との分析結果を示した。
【国際エネルギー機関】
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