【国際機関】2024.09.13 発表
世界気象機関(WMO)は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)、アメリカ航空宇宙局(NASA)、EUコペルニクス気候変動サービスのデータに基づき、2024年8月の世界の気温、海水温などについて報告した。主な内容は以下のとおり。
・世界の平均気温は 8月 の過去最高を記録し、15ヶ月連続で月平均の最高記録を更新した。
・猛暑、異常降水、干ばつなどの極端気象が洪水や山火事を引き起こし、各地で壊滅的な被害が多発した。
・世界の海氷面積は 8月 の記録として過去 2番目 の小ささとなった。
・ラニーニャ現象へ移行する可能性も予測されたが、海面水温は多くの海域で異常に高い状態が続いた。
WMOでは 6つ の国際的な気象情報機関のデータをまとめて年次報告書を作成している。2024年11月開催の国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)に向けて2024年暫定版が公表される予定である。
WMOでは気候変動の影響が深刻化する中で人々の命を守る取組として、早期警戒システムの普及を図るイニシアティブを実施している。また気候変動緩和の支援強化のためのイニシアティブ「全球温室効果ガス監視」も運用に向けて開発中である。
【世界気象機関】
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