メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【国際機関】2024.07.08 発表

世界気象機関、6月も記録的高温が継続と報告

世界気象機関(WMO)は、「コペルニクス気候変動サービス」の新たなデータを紹介した。
それによれば、2024年6月は6月の世界平均気温記録を更新した。
産業革命以前(1850~1900年)の基準値を12ヶ月連続で1.5℃以上上回り、12ヶ月間通した平均気温は基準値を1.64℃上回った。
また南緯60℃から北緯60℃の平均海面水温(SST)は、6月としては過去最高の20.85℃を記録。15ヶ月連続で各月のSST記録を更新している。

各国は世界の平均気温の上昇を今世紀末までに1.5℃に抑えることに取り組んでいるが、すでに極端な熱波や降雨、干ばつ、海氷の減少など壊滅的な気候影響がある。
欧州南東部やトルコで高温が顕著であり、降雨量はアイスランド、欧州中部及び南西部の大部分で平均を超え、ドイツ、イタリア、フランス、スイスでは洪水が発生。
一方でアイルランド、イギリス及び欧州東部、イタリア南部、特に黒海周辺では降雨量が平均以下だった。海氷面積は北極海、南極海で平均をそれぞれ3%、12%下回った。

【世界気象機関】

前のページへ戻る