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【国際機関】2024.06.27 発表

ボン条約、インド洋・東南アジアでのウミガメ保護の取組強化に向けて前進と報告

ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)によると、2024年6月24~27日に「インド洋および東南アジアにおけるウミガメ類とその生息地の保護と管理に関する覚書(IOSEAウミガメ覚書)」の署名国による第9回会合が開催された。

会合では、深刻な絶滅の危機にあるタイマイを対象にした持続不可能な利用や取引に対処し個体群の回復力を高めるための行動計画が採択されたほか、以下を含むウミガメ保護の取組強化に向けて成果があった。
・気候変動がウミガメに及ぼす悪影響に対処するための6項目の管理措置(雌ガメや産卵場所、孵化した子ガメに対する脅威への対処、健全な沿岸管理による海浜の侵食防止、など)への合意
・ウミガメの重要な生息地の特定に関する手引きの承認
・「重要生息地ネットワーク」への生息地4ヶ所の追加(計15ヶ所)

同覚書は、CMSの下で締結された政府間環境協定で、2001年9月1日に発効した。対象地域には44ヶ国が含まれ、現在確認されている7種のウミガメのうちの6種が生息している。今会合でクウェートが36ヶ国目の署名国となった。

【ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約)】

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