【アメリカ】2024.06.12 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、長寿命の強力な温室効果ガスでオゾン層破壊物質でもある一酸化二窒素(N2O)の排出急増を示す研究を紹介した。
N2Oの排出は1980~2020年に40%増加し、大気中濃度の上昇も続く。濃度は、1750年頃、それまで定常であった270ppbから上昇を始めた。2023年は336.7ppbで、工業化以前比1.25倍となった。上昇速度も加速し、2020~2022年の上昇率は1980年以降で最高となった。2020~2022年の平均上昇率は、2010~2019年の1.4倍以上である。N2O排出の加速は、IPCCのもっとも悲観的なシナリオ(4℃前後の上昇)を上回って進む。
主要な排出源は、窒素肥料、家畜排泄物などで、世界の食料保障に直結するだけに、削減対策には困難がある。1980年以降、最大の排出増をみたのは中国で、ヨーロッパは減少、アメリカは変化が少なかった。
報告書は、地球環境に関する国際共同研究プログラムのグローバルカーボンプロジェクトがまとめた。
【アメリカ海洋大気庁】
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