【国際機関】2024.06.11 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、NDCパートナーシップとともに、提出期限(2025年)の迫る次期NDC(国が決定する貢献、いわゆる国の排出削減目標)の作成を支援するオンラインツール「NDC3.0ナビゲーター」の供用を開始した。
COP28(2023年)に提出された、パリ協定の目標達成への世界全体の進捗を評価するグローバルストックテイク(GST)は、気候取組の世界的な広がりを評価しつつ、国により目標水準、実施速度、資金調達の難易度に大きな差があると指摘している。各国は、同ツールに示された7つの柱(パリ協定の目標達成、公正で公平な移行、政府・社会の動員、能力構築、資金調達など)に従い、設問に応答・選択していくと自国の実情に即した「野心的で実行可能なNDC3.0」を作成できる。
パリ協定は、締約国にNDCの作成、5年毎の提出・更新を義務付けている。NDCパートナーシップは、途上国の取組を支援するため、COP22(2016年)で発足した。
【国連気候変動枠組条約】
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