メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2024.04.22 発表

イギリス、国内全土でプラスチック含有ウェットティッシュ禁止を法制化へ

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、プラスチック汚染削減と水路浄化に向け、プラスチック含有ウェットティッシュの供給・販売を禁止する法整備を今年中に国内全土で進めると発表した。イングランドについては、夏の議会休会前に法案提出の予定である。
プラスチック含有ウェットティッシュは、時間と共に細分化されマイクロプラスチックとなり、人々の健康や生態系に有害な影響を及ぼす恐れがある。水環境に流出すると、生物学的・化学的汚染物質が蓄積されリスクが高まる。同国で近年調査した海辺では、100mあたり平均20枚のウェットティッシュが見つかったという。
禁止案は、意見公募で圧倒的な支持を得ており、1990年環境保護法に基づく二次立法を通じて導入、法案可決後18ヶ月を企業の準備期間とする。業界と協議の結果、他の使い捨てプラスチック禁止措置に合わせ、この製品の製造は禁止としないが、引続きメーカーにプラスチック含有中止への移行を働きかける。また消毒目的の医療用など、実行可能な代替策がない場合も適用外とする。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

前のページへ戻る