【環境省】2024.03.22 発表
環境省は、浄化槽の設置状況等を把握し、今後の浄化槽関連行政の基礎的な資料とするために、令和4年度における浄化槽の設置状況、法定検査受検状況等について調査を行い、その結果を取りまとめて公表した。
令和4年度末の時点における浄化槽の設置基数は、合併処理浄化槽が4,023,212基、単独処理浄化槽が 3,493,652基と、浄化槽法改正により単独処理浄化槽は新設が原則禁止されたものの、依然としてその多くが残存している。
令和4年度に新たに設置された合併処理浄化槽の設置基数は100,268基(令和3年度は105,461基)であり、そのうち高度処理型浄化槽の新規設置基数は81,474基(令和3年度は82,742基)と、合併処理浄化槽の新規設置基数の81.3%(令和3年度は78.5%)を占めている。
旧構造基準に基づく単独処理浄化槽は、令和4年度末時点での設置基数は3,493,652基。これらのうち、設置からの経過年数が30年を超過したものについては、破損や漏水等が懸念されることから、生活環境及び公衆衛生に重大な支障を及ぼす場合にあっては、特定既存単独処理浄化槽として迅速な措置を求めるとともに、より一層、合併処理浄化槽への転換を推進する必要があるとしている。
【環境省】
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