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【国際機関】2024.03.01 発表

国際エネルギー機関、2023年の世界のエネルギー関連CO2排出量は前年より増加幅が縮小と報告

国際エネルギー機関(IEA)は、2023年の世界のエネルギー関連CO2排出量は増加したが、風力、太陽光、EVなどクリーンエネルギー技術の拡大により前年より増加幅が縮小したと報告した。
これによると、2023年の排出量は前年より4億1,000万トン増加し過去最高の374億トン(前年の増加量は4億9,000万トン)。増加分の40%超は、異常な干ばつで水力発電量が不足し化石燃料で補ったことに起因する。
2019~2023年のクリーンエネルギーの成長率は化石燃料の2倍だった。先進国では強力な再エネ導入、石炭からガスへの転換等により2023年の排出は50年前の水準まで減少。一方、中国では2023年の太陽光発電の年間導入量が前年の全世界の年間導入量を上回ったが、水力発電量の記録的減少、パンデミック後の経済再開により排出は約5億6,500万トン増加した。クリーンエネルギー導入は先進国と中国に偏っており、新興国や途上国のクリーンエネルギー投資・導入を拡大する国際的取組を強化する必要があるという。

【国際エネルギー機関】

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