【カナダ】2023.12.19 発表
カナダ環境・気候変動省は、2035年までに国内で販売される新車の乗用車、スポーツ用多目的車(SUV)及びピックアップトラックの全てを、走行時に排出ガスが出ないゼロエミッション車(ZEV)とすることなどをメーカー及び輸入業者に義務付ける規制案を最終決定した。
ZEVの定義はバッテリー電気自動車(BEV)、燃料電池車(FCV)及びプラグインハイブリッド車(PHEV)となっている。
まずは2026年までに新車販売台数に占めるこれらの軽量ZEVの比率を20%以上とすることを求め、毎年この比率を引き上げていくという(2030年は60%、2032年は83%)。
同省によれば、国内の乗用車市場ではZEVへの急速なシフトがみられ、2023年第3四半期の新車登録台数に占める軽量ZEVの比率は前年同期比40%増の13.3%(新車の8台に1台)であった。
2035年までに新規販売される軽量車が全てZEVとなることで、2050年までに3億6,000万トン以上の温室効果ガス(GHG)の排出削減が見込めるという。
【カナダ環境・気候変動省】
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