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【カナダ】2023.12.09 発表

カナダ政府、2024年に自然の保護・回復に関する連邦説明責任法案を導入すると公約

カナダ環境・気候変動省は、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で、自然の保護・回復に関する連邦説明責任法案を2024年に導入すると公約した。
2022年の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で合意された生物多様性世界枠組は、2030年までに世界の陸・海の30%以上を保全し、生物多様性損失を止めて回復軌道に乗せ、2050年までに完全に回復させることを目指している。新たな法案は同枠組下の国の公約を実現する際の連邦政府の説明義務の枠組構築を目的とし、公約の実施に向け2030年までに講じるべき具体的措置(国の2030生物多様性戦略の策定、その実施に関する報告の要件等)を定める。明瞭でアクセス可能な報告により、進捗状況の評価や軌道修正が可能になるという。
カナダは国際交渉で歴史的投資と目標を示し世界の行動を促進。また、2030年までに陸・海の30%を保全し危機に瀕した種を保護することを目標に、先住民等と全面的に協力して同国史上最大(50億ドル超)の自然保護キャンペーンを開始した。
【カナダ環境・気候変動省】

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