カナダ天然資源省は、ケベック州全域の電気自動車（EV）用充電器1,578基設置（急速充電器400基超を含む）に連邦投資として約3,000万カナダドルを拠出すると発表した。
対象となるのは、電力事業者イドロ・ケベックの充電器1,194基設置、カナディアン・ナショナル鉄道の駅での急速充電器62基設置、大手電機通信事業者ベル・カナダの職場でのレベル２充電器75基設置など18プロジェクト。同省の「ゼロエミッション車インフラプログラム」から資金を提供する。
カナダ政府は全国でEV充電器網構築を進めており、これまでに4万5,000基設置の支援を公約。2027年までに8万4,500基設置の支援を目指している。
また、政府は消費者が安価でクリーンな輸送に移行できるよう支援、輸送の電化に歴史的投資を行っている。ケベック州ではゼロエミッション車の新車登録が2022～2023年に21.5％増加、2022年前半から一年間で40.5％増加した。EV購入・リースには連邦政府と州のインセンティブプログラムを利用できる。
【カナダ天然資源省】