【国際機関】2023.07.10 発表
世界気象機関(WMO)は、2023年6月の世界平均気温は平年値(1991~2020年平均)を0.5℃上回り、2019年6月の高温記録を更新したと発表した。
高温は続き、7月7日の世界平均気温は、暫定値であるが17.24℃に達し、2016年8月16日に記録された世界日平均気温最高値16.94℃を更新した。
6月の記録的高温は、ヨーロッパ北西部で観測され、カナダ、アメリカ、メキシコ、オーストラリア東部もところにより平年を大きく上回った。
一方、オーストラリア、アメリカ、ロシアの各西部は、平年を下回った。
5月の世界の平均海面水温は、同月の史上最高温を記録したが、6月も大幅に上昇した。
特に北大西洋は記録的高温で、アイルランド、イギリス、バルト海は極端な海洋熱波に襲われた。
6月の南極の海氷面積は、過去記録と大差で史上最小を記録し、平年同月より17%少なかった。
北極の海氷面積は平年よりわずかに少なかったが、過去8年の6月の数値を十分に上回っていた。
WMOは、これら数値は地球システムに生じつつある重大な変化を示すと警告している。
【世界気象機関】
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