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[海外エコニュース一覧]

【国際機関】2023.06.16 発表

世界気象機関、2023年5月と6月の記録的気温・海面水温の上昇を報告

世界気象機関(WMO)は、世界各地の気象機関から相次ぐ記録的な観測値を報告し、温暖化の継続と今後の気象災害の激化・多発を警告した。
EUのコペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、2023年6月初旬の世界平均気温は、1年のこの時期の過去の記録を大幅に更新した。5月も史上2位タイの高温であった。海面水温も、5月に2ヶ月連続で月記録を更新し、6月も特に北大西洋において記録的レベルに達している。5月の南極の海氷面積は、この月の平年値を17%下回った。南極の海氷面積が2023年に月の数値の記録的減少をみたのは、3回目である。太平洋赤道域の海面水温は平均を上回って上昇傾向にあり、エルニーニョ現象の発生・発達が予測される。米国海洋大気庁(NOAA)気候予測センターと日本気象庁地区気候センターは、現象は2023年から2024年にかけての冬季に向け次第に強まると発表した。5月の大気中CO2濃度は、NOAAのハワイのマウナロア観測所で、前年同月を3.0ppm上回る424.0ppmの最高値が記録された。
【世界気象機関】

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