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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2022.11.14 発表

アメリカ海洋大気庁、極端な高温に対する回復力構築のパイロットプロジェクトを国内4都市で発足

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、ラスベガス、フェニックス、マイアミ、チャールストンの4都市において、自治体や大学などのパートナーとともに、気候変動によって頻発する極端な高温が地域社会に及ぼす影響を明らかにし、回復力構築を図るためのパイロットプロジェクトを開始すると発表した。これは、2021年にNOAAが国内各地で開催した気候と衡平性に関する円卓会議に応えて実施される7件のプロジェクトのひとつで、地域社会の中でも特に、脆弱で不均衡に高温の影響を被っている人々への支援を重視したものになっている。極端な高温は同国の気候関連死の主因のひとつで、平均的な年でハリケーン、竜巻、洪水などよりも多くの死者を出している。NOAAは18万7800ドルを投じて各都市固有のニーズを踏まえた活動を支援し、高温の監視、既存の高温関連の活動の集約、高温発生時の地方と連邦の役割と責任の理解を深める研修、さまざまな時間スケールでの分野横断的な高温対策の計画への支援の研修などが18ヶ月間にわたり実施される。
【アメリカ海洋大気庁】

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