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【国際機関】2022.09.22 発表

国際エネルギー機関、クリーンエネルギー技術の開発・利用の取組強化が必要と報告

 国際エネルギー機関(IEA)は、クリーンエネルギー技術の開発・利用に関して、世界的な進捗状況に対する最新の年次評価報告を公表した。再生可能エネルギーの新規発電容量やヒートポンプの売上の記録更新、水素及び炭素回収のプロジェクトの増加など、直近の技術開発や政策的措置からはクリーンエネルギーへの移行に向けた勢いが加速していることが伺えるものの、2050年までに温室効果ガス(GHG)の排出を実質ゼロとするためには一層の努力が必要だという。IEAが、クリーンエネルギーへの移行に不可欠な55の要素(部門や技術、インフラ、CO2緩和戦略など)について、公表済みの排出実質ゼロシナリオに照らして2021年の進捗状況を評価したところ、目標達成に向けて「順調」と判断できるのは、前年と同様、電気自動車と照明の2つのみであった。残りの要素のうち30は「取組強化必要」、23は「達成途上外」との評価になり、全ての部門でクリーンエネルギーへの移行を適切に支える包括的で野心的な政策的措置が必要なことが示されているという。
【国際エネルギー機関】

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