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[海外エコニュース一覧]

【カナダ】2022.07.14 発表

カナダ環境・気候変動省、気候行動のためのデータシステム構築支援にメキシコなどへ450万ドルを供与

 カナダ環境・気候変動省は、太平洋同盟加盟国のメキシコ、ペルー、チリ、コロンビアに対し、国内の気候に関する測定・報告・検証(MRV)システム強化を目的として4年間で450万ドルを拠出すると発表した。パリ協定に基づく国別約束(NDC)の達成に向けて各国が取組を進めるにあたり、透明性が高く、正確で、比較可能な情報を政府に提供するMRVシステムは不可欠である。国際NGOのゴールド・スタンダード財団が、太平洋同盟MRVプログラムを実施し、排出削減の進捗の追跡の支援にあたる。
 カナダ政府はパリ協定支援のため、国際的な気候ファイナンスへの資金提供を5年間で53億ドルへと倍増させることを2021年に決定している。主に石炭火力の段階的廃止とクリーンエネルギー、気候に配慮した農業と食料システム、自然に基づく解決策と生物多様性、気候ガバナンスの4分野を対象とし、気候変動の影響を受けやすい国々の回復力の構築や低炭素社会への移行を支援していくという。
【カナダ環境・気候変動省】

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