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[海外エコニュース一覧]

【国際機関】2022.05.14 発表

ボン条約、2022年世界渡り鳥デーは光害をテーマに開催と発表

 ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)は、2022年世界渡り鳥デーは光害による渡り鳥への影響がテーマとなり、「渡り鳥のため夜の照明を暗くしよう」をスローガンに世界中で様々な活動が行われると報じた。世界渡り鳥デーは渡り鳥とその生息地の保全のための国際協力の必要性を訴える国際的キャンペーンで、毎年5月と10月の第2土曜日に開催。2022年5月14日には30ヶ国以上で200以上のイベント(バードフェスティバル、教育プログラム、映画上映等)が予定されている。
 渡り鳥は夜の人工光に引き寄せられ、方向感覚を失い、周囲を飛び続けて消耗し、捕食されたり、ビルに衝突して死亡したりする恐れがある。光害が渡り鳥など野生生物に与える脅威は拡大しており、光害により死亡する鳥類は年間数百万羽にのぼる。
 CMSは2020年に光害対策指針(ウミガメ、海鳥、海岸に生息する渡り鳥が対象)を承認、照明の優良事例の原則を示し、関連事業の環境影響評価を求めた。世界の多くの政府や都市、企業、地域社会が既に光害対策に取り組んでいる。
【ボン条約】

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