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【ドイツ】2022.04.01 発表

ドイツ 青年環境意識調査の結果を公表。環境や気候問題への高い危機感が示される。

 ドイツ連邦環境消費者保護省(BMUV)は、青年対象の環境意識調査の結果を公表した。これは、2021年6月と7月に14歳から22歳の青年1010人を対象に実施されたもので、回答者の77 %は自分自身の約20年後の未来について楽観している一方で、環境や気候問題については状況が前向きに発展すると考えているのは回答者の26%にすぎず、71%は悲観的であることが分かった。また、88%の回答者が人為的な環境破壊に対し悲嘆しており、73%の回答者が気候危機のもたらす結果を恐れている。さらに、回答者の85%が、環境・気候保護が重要であると感じており、このテーマは、教育制度(88%)、医療制度(88%)、社会的正義(87%)と並び、ドイツの青年において最も重要なトピックの1つであることが示された。自分自身の行動について、回答者の62%が日常の移動に自転車や公共交通機関を利用することが多く、49%がプラスチックの容器包装を利用せず、23%が環境問題に関するオンライン署名活動を支持し、40%が気候ストライキに既に参加したことがあると回答した。この環境意識調査は、2017年以降、定期的に実施されているもので、今回の調査はエコロジー経済研究所(IÖW)、市場調査企業であるHolzhauerei社、並びにコンサルティング企業Zebralog社が担当した。さらに10人の青年によって構成される諮問委員会が、この調査の実施段階において集中的に関与した。調査結果に関して、4月4日に連邦政府との協議が実施される。
【ドイツ連邦環境消費者保護省】

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