欧州委員会は、加盟各国の環境・気候取組を支援する補助金制度LIFEプログラムにより11ヶ国のプロジェクトに1億1000万ユーロを支出すると発表した。これらプロジェクトは、LIFEだけでなく他のEU補助金、当事国や民間の資金もあわせて活用できる総合プロジェクトとして位置づけられており、総額100億ユーロ以上の追加資金が見込める。プロジェクトには、フランスのグランテスト地域圏におけるパイロット森林区設定などによる生物多様性の保全・回復、ポーランドのシレジア地域における家庭用小型暖房装置の燃料転換による大気質の改善、キプロスにおけるリサイクル可能な廃棄物や生物分解性の廃棄物の収集・処理システムの改善、スロベニアにおける無害の建設廃材のリサイクル推進、リトアニアにおける建築物の省エネ化・交通の低排出化・公共機関のグリーン調達などによる国別エネルギー・気候計画（NECP）の目標の達成、エストニアにおける建築物の大幅な省エネ化のためのツールとソリューションの開発などがある。
【欧州委員会】