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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2022.02.01 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省、河川や生息地の環境改善に貢献する農家等への助成制度を開始

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、EU離脱後の農業政策の下、「景観回復」スキーム第1弾の申請受付を開始した。イングランドの農業は、EU共通農業政策から離れ、自然環境の管理者としての農家の役割を認識する政策に移行している。DEFRAは、イングランドで導入する3つの環境土地管理スキーム(持続可能な農業インセンティブ、地域自然回復、景観回復)を策定し、農家や土地所有者が各事業において最善の方法を自主的に選べるよう幅広い選択肢を提供している。今回の景観回復スキームでは、抜本的な土地利用変革と生息地再生(自然保護区の新設、氾濫原の再生、森林・湿地の創生等)を図る大規模かつ長期的なプロジェクトを助成。その第1弾は、在来の絶滅危惧種の回復、河川の再生(水質・生物多様性の向上、気候変動適応)を主眼とした大規模(500~5000ha)プロジェクトを対象とする。申請期限は2022年5月24日で、今夏に選定。プロジェクト開発予算の上限は計750万ポンドで、最大15件のプロジェクトを支援する。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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