【ドイツ】2022.01.24 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)はドイツ消費者保護センターと共同で、視覚的に完全な果物や野菜は環境と気候への負担を助長するとするプレスリリースを公表した。取引において野菜や果物の外観やサイズに関する厳しい規格を遵守するために農薬や肥料の追加的な使用が必要であることが多く環境への負担となっているだけでなく、不要な食品ロスも発生しているという。連邦環境庁と消費者保護センターは、小売業者はサイズ、統一性、外観について独自の要件を課すことを控え法的な出荷規格を活用すること、商品クラスが規定されている場合はクラスIIを新基準とすること、果物や野菜は個単位ではなく重量で料金設定が行われるべきでありサイズ統一を不要とする販売形態や容器包装が必要であること、コールラビや大根、にんじんといった野菜は葉をつけずに提供することなどを提言している。小売業者がこれらの対策を継続して実施できるよう消費者による理解が欠かせないことから、顧客向けにアクセスしやすく、分かりやすい情報提供が必要としている。
【ドイツ連邦環境庁】
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