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[海外エコニュース一覧]

【EU】2022.01.26 発表

欧州委員会、飲料水の汚染ゼロに向けた新たな監視リストを作成

 欧州委員会は、2021年1月に発効した改訂「飲料水に関する指令」を受け、新興化学物質の「監視リスト」を初めて作成した。これは飲料水のサプライチェーン全体を通じて、2つの内分泌攪乱化学物質(βエストラジオールとノニルフェノール)の有無を注意深く監視し、必要に応じて対処するためのもので、EU加盟国は水質基準の指標値を超えた場合に対策を講じるとともに、2023年1月12日までに、飲料水のサプライチェーン全体を通じた監視要件を整備することが必要となる。
 また今後、飲料水に含まれ、健康リスクを引き起こす可能性のある新たな物質(内分泌攪乱物質や薬物、マイクロプラスチックなど)が出現した場合、欧州委員会はそれらを「監視リスト」に追加する。
 内分泌攪乱物質は、人体の生理学的プロセスや生化学的プロセスを妨げる可能性のある化学物質で、「監視リスト」の作成は、EUの「化学物質戦略」及び「ゼロ汚染行動計画」の目標達成に寄与する。
【欧州委員会】

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