【イギリス】2021.11.02 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)で、イギリスをはじめ世界12ヶ国が途上国の森林保護・回復・持続可能な管理に120億ドルの援助を誓約したと報じた。
森林は毎年、化石燃料の燃焼による世界CO2排出量の約3分の1を吸収しているが、驚異的なペースで減少(毎分サッカー場27個分)している。世界の気温上昇を1.5℃に抑えるには森林は不可欠とし、今回の誓約では、森林管理の強化や劣化した土地回復のための小規模農家への支援、土地保有制度の強化、民間資金の動員等を支援する。
COP26では同日、世界100ヶ国以上の首脳が2030年までに森林減少と土地劣化を阻止・再生すると宣言。また世界第2位の熱帯林と世界最大の炭素吸収源を有するコンゴ盆地の保護・維持のため、11ヶ国とベゾス地球基金が15億ドル以上の支援を約束。さらに先住民族と地域社会の森林保有権の確保、及び森林と自然の管理者としての認識向上のため、官民による17億ドル以上の援助も約束された。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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