【アメリカ】2021.09.27 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、新たな取組「教育と支援活動によるリードセーフ作業慣行の強化(ELSWPEO)」を発表した。この取組により、幼児期の鉛曝露の影響についての意識啓発を行い、過度な負担や十分なサービスを受けられない地域を環境面で保護する。1978年以前に建てられた多くの住宅や保育施設には、鉛含有塗料が施されており、有毒な鉛ダストを放出して鉛曝露を引き起こす可能性がある。これは子供に有害であり、特に低所得の家庭や地域に深刻な影響を及ぼすという。ELSWPEOは、地域社会に貢献するとともに、改修・修理・塗装規則(RRP)認定企業や、リードセーフ作業慣行に対する消費者需要の拡大による環境正義の促進を目指す。取組には次の2つが含まれる。
・建設業者向けのRRP研修:選出された地域の建設業者に無料で研修を行い、RRP認定の機会を提供。
・地域のリーダー向けの鉛についての啓発カリキュラム、トレーナー養成研修:鉛や鉛曝露、幼児期の鉛曝露を削減・防止する行動について、地域に情報提供する方法を無料で提供。
【アメリカ環境保護庁】
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