【企業】2021.07.01 発表
大成建設株式会社は、環境配慮コンクリート「T-eConcrete(R)」を使用したシールドセグメント「T-eCon/Segment」を開発し、この度、国内初となる下水処理場内の管路施設工事への導入が決定した。本セグメントは、セメントを全く使用していないため、コンクリート材料製造過程で発生するCO2排出量を大幅に削減することができ、従来品と同等以上の性能を有している。また高炉スラグなどを大量に使用することから、資源の有効利用にも貢献する。
同社は、「T-eConcrete」を用いたシールド工事の構造部材であるセグメント「T-eCon/Segment」を開発し、海老江ウォーターリンク株式会社発注の大阪市内の下水処理場シールドトンネル工事において、2021年6月より、外径6.4mのシールドトンネルで用いるセグメント5リング分(延長6m)の施工を実施することとなった。セメントを使わないコンクリートセグメントのシールドトンネルへの適用は、国内初となる。
同社は、今後、環境配慮コンクリートセグメント「T-eCon/Segment」を有効な環境対策技術の一つとして、都市部におけるシールド工事に積極的に採用することにより、CO2排出量の削減と産業副産物の有効利用を推進し、低炭素社会と循環型社会の構築に貢献していく、としている。
【大成建設株式会社】
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