【アメリカ】2021.07.02 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、世界の海洋のマイクロプラスチック汚染状況に関するデータを集約したデータベースを開設したと発表した。近年、海洋プラスチックごみの生態系や社会・経済に及ぼす影響が懸念されているが、海洋への流出・拡散過程や量に関する情報を統合して提供するデータベースはなかった。今回、公開されたデータベースは、ワンストップ・リポジトリとして、データを集約・保管し、ファイル形式のほか時期、地域、データ種別に一覧できる地図データで提供する。現在のところ、アメリカの非営利団体「Adventure Scientists」が2013~2017年にボランティアにより世界各地から収集したデータ、アメリカの環境教育団体「SEA(Sea Education Association)」が1986年から収集したデータ、ドイツの海洋研究機関「GEOMAR」が2017~2018年に収集したデータをベースにしている。NOAAは、今後積極的な更新を予定しており、データの提供を呼びかけている。
【アメリカ海洋大気庁】
https://www.ncei.noaa.gov/news/ncei-releases-groundbreaking-microplastics-database
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