【アメリカ】2021.05.17 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、建物のエネルギー効率を高め温室効果ガス排出を削減するため、エネルギースター認証プログラムを更新した。まず、ヒートポンプのエネルギー効率要件を厳格化し、寒冷地でも快適な水準の熱を高効率で供給できることを示す認証を新設する。アメリカで販売されるヒートポンプとこれを用いた給湯器及び空調機がすべて新基準を満たしたものになれば、年110億ドルのエネルギーコストの削減、2550億ポンドの温室効果ガスの削減になるという。これは2019年のアメリカの全家庭から排出された温室効果ガスの3分の1に相当し、バイデン政権が掲げる2030年までに温室効果ガス排出を50%以上削減するという目標達成に寄与する。また、電気自動車充電器(DC急速充電器)についてもエネルギースター認証制度を適用した。
その他、エネルギー効率化と電化のための住宅改修を加速するプログラムや炭素排出ゼロ商業ビル認証、屋内大気質の表示プログラムなどを開発し、建物のエネルギー効率化と排出削減を推進することを約束した。【アメリカ環境保護庁】
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