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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2021.03.12 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省、熱帯雨林保護に1億5000万ポンドを拠出と発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの熱帯雨林、地域、地域社会の保護をめざす新たなプログラム「森林のための資金動員」(MFF)を立ち上げ、1億5000万ポンドを拠出すると発表した。持続可能な土地利用の各種プロジェクトを支援・実施する企業や投資家への資金提供を通じて、210万ヘクタールの熱帯雨林を森林減少から守り、大気中CO2約2800万トンの除去、地域社会に暮らす60万人超の生計改善に寄与するという。対象プロジェクトは、熱帯雨林保護の基準を遵守した透明性の高いサプライチェーンを推進し、農業生産への森林保護の組み入れを支援する。例として、コーヒー豆等の持続可能な採取、土壌浸食防止のための作物の多様化などがあげられる。またこの公的資金の提供プログラムを呼び水として、最大8億5000万ポンドの民間資金の投資も期待されるという。森林・農業・土地利用部門は、パリ協定の目標達成のため今後10年間に必要な排出削減の23%を占めると予測されている。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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