【国際機関】2021.01.11 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを実現するための世界初の包括的ロードマップを策定し、2021年5月に公表すると発表した。世界の排出の4分の3はエネルギー由来であり、気候問題は本質的にエネルギー問題であるとの認識のもと、エネルギー部門の完全な脱炭素化の達成のために政府、企業、投資家、市民がとるべき具体的な行動の特定と実施を支援する。
合わせて2021年の活動として、第2回クリーンエネルギー移行サミットの開催(3月、イギリス政府と共催)、クリーンエネルギー移行に関するハイレベル国際委員会の設置(デンマーク首相が委員長)、メタン排出の最新データの公表、途上国におけるクリーンエネルギー移行のための資金調達に関する特別報告書の公表(5月、世界銀行などと共同作成)なども示された。11月にイギリスで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に向け、世界の気候とエネルギーの目標の達成の支援を強化するという。
【国際エネルギー機関】
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