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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2021.01.08 発表

イギリス気象庁、2021年の大気中の平均CO2濃度は産業革命前より50%増と予測

 イギリス気象庁は、2021年の大気中の平均CO2濃度は産業革命前の50%増に達すると予測した。
同庁はハワイのマウナロア観測所のデータを基に、2016年から毎年、大気中CO2濃度の予測を発表している。これによると、2021年はラニーニャ現象による気候パターンの影響で近年より上昇幅は若干小さいものの、化石燃料燃焼や森林減少によりCO2濃度は引き続き上昇するとみられる。4~6月の数週間に産業革命前(278ppm)の50%増の417ppm超に達し、年間の平均CO2濃度は2020年を2.29±0.55ppm上回り416.3±0.6ppmとなる見込みだという。
 同庁のCO2予測を主導するベッツ教授によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響で2020年のCO2排出は前年より7%減少したが、大気中に長く留まるCO2の増加は続く。増加を止めるには排出を実質ゼロにする必要があり、気温上昇を1.5℃に抑えるには今後30年以内に排出実質ゼロを実現することが必要だという。
【イギリス気象庁】

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