【国際機関】2020.11.23 発表
ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、CITES)は、2021年3月3日に開催される世界野生生物の日のテーマ「森林と生計:人と地球を支える」を発表した。森林や樹林地は地表の3分の1近くを占め、水のろ過や貯留、土壌の肥沃化、気候調節といった生態系サービスと資源を人間に提供している。途上国では8億人超が熱帯林とサバンナに暮らし、特に先住民社会と農村社会は食糧、住居、エネルギー、薬などの必需品を森林から得、生計を森林に直接依存している。また、先住民らは、何世紀にもわたる森林生態系の管理者としての伝統的知識を有している。CITESでは各国、各種組織、利害関係者に対し、2021年世界野生生物の日に向けて、テーマを広く知らせて意識を高めること、森林生態系の利用と保全に関する経験と知識を持つ先住民や地域共同体を全行事に参加させること、などを呼びかけている。
【ワシントン条約】
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