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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2020.09.14 発表

アメリカ海洋大気庁、2020年夏の北半球は史上最も高温であったと報告

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2020年夏季(6~8月)の気候について報告した。報告によると、北半球の2020年夏季の平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)は、これまでの最高気温の2016年と2019年(タイ記録)を上回る史上最高であった。8月の気温も平均より1.19℃高く、2016年8月の記録を上回る史上最高となった。世界全体では、2020年夏季は141年の記録史上で上位から3番目、8月としては2016年8月に次ぐ2番目の高温であった。8月の高温上位10位まではすべて1998年以降で、5位までは2015年以降に記録されている。2020年1~8月も高温で、世界全体では20世紀の平均気温を1.03℃上回り史上2番目の高温、北半球では2016年とタイの史上最高気温であった。
 北極の海氷は減少を続け、2020年8月の平均海氷面積は、1981~2010年の平均値を29.4%下回り史上最小値から3番目であった。南極の8月の海氷面積は近年減少していたが、2020年8月はほぼ平年並みで、2016年の水準近くに戻った。
【アメリカ海洋大気庁】

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