【EU】2020.06.26 発表
欧州環境庁(EEA)は、2019年にEU(イギリスを含む)及びアイスランド、ノルウェーで新車登録された乗用車とバンについて、平均CO2排出量は継続的な増加傾向にあると速報した。同庁の暫定データによると、乗用車の平均CO2排出量は、2010年から減少が続いた後2017年には増加に転じ、2019年も前年比1.6g/km増の122.4g/kmとなった。大型スポーツ用多目的車(SUV)の市場シェアが拡大したことや電気自動車の普及ペースが低調なこと等によるという。また、バンについても、2019年の平均CO2排出量は前年比0.5g/km増の158.4g/kmとなった。この要因は、平均車両重量の増加やバンタイプの電気自動車の市場シェアの伸びが小幅にとどまったこと等である。平均CO2排出量は乗用車、バンともに2019年までのEU目標値を下回ってはいるものの、2020年から段階的に導入され、2021年に完全適用される新たな目標値を超える結果となった。同庁は、新目標値を達成するにはゼロ・低排出車の普及加速が必要だと報告した。【欧州環境庁】
https://www.eea.europa.eu/highlights/average-co2-emissions-from-new-cars-vans-2019
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