メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2020.05.21 発表

アメリカ海洋大気庁、2020年の大西洋ハリケーンの活動は活発と予測

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2020年の大西洋ハリケーンの活動が平年を上回る確率は60%と発表した。平年並みとなる確率は30%、平年以下は10%である。ハリケーンシーズンは6月1日から11月30日までで、この期間に命名暴風雨(風速17m/s以上)は13~19個発生し、うち6~10個がハリケーン(風速33m/s以上)に、さらにそのうち3~6個が重大ハリケーン(風速50m/s以上)に発達する。平年は、それぞれ12個、6個、3個である。活発化の要因としては、ENSO(エルニーニョ・南方振動)中立が続くかラニーニャ現象へ向かうと予測され、ハリケーン活動を抑制するエルニーニョ現象の発生がないことと、大西洋熱帯域・カリブ海の海面水温の高温があげられる。
 NOAAは、太平洋海盆東部・中央部のハリケーン予測も発表した。東部・中央部ともに75%の確率で平年並みか平年以下となる。
 2020年、NOAAは、ハリケーン予測に特化した強度予測モデル(HWRF)とマルチスケール海洋・非静力学結合モデル(HMON)をグレードアップし、予測能力向上を図る。
【アメリカ海洋大気庁】

前のページへ戻る