【国際機関】2020.03.19 発表
世界気象機関(WMO)と欧州中期気象予報センター(ECMWF)は、WMO統合全球観測システム(WIGOS)における気象観測データの可用性と品質の監視に役立つオンラインツール「WIGOSデータ品質監視システム(WDQMS)」を立ち上げた。全球モデルを運用している数値予報(NWP)センターのうちECMWFや日本の気象庁を含む4センターから準リアルタイムで送られる地上及び上空観測データを収集し、可用性と品質について閾値等との比較を基に地図上で色分けした情報をウェブ上で公開している。現在は1日ごと、6時間ごとの表示が可能である。このツールによって、WMO加盟国から提供される観測数と提供されるはずの観測数を定期的に確認できるため、データ不足があればWMOが迅速に対応でき、各国が気象の予測や監視に必要とする観測データの確実なやりとりが保証される。また、全球モデルを運用しているNWPセンターにとっては監視能力の強化に、各国の気象サービス機関にとっては観測データの可用性や品質等の評価につながるという。【世界気象機関】
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