【国際機関】2020.02.22 発表
インドのガンディーナガルで開催されていたボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)の第13回締約国会議(COP13)は多くの重要事項を採択して2020年2月22日閉幕した。成果として、
・厳格な保護が必要とされる種のリスト(附属書I)にアジアゾウ、アホウドリなど7種を、保全状態が悪く国際協力が求められる種のリスト(附属書II)にシロシュモクザメなど3種を追加
・個別の保全計画を含む協調行動(Concerted Action)を14種について合意
・「ポスト2020生物多様性世界枠組」で移動性野生動物および生態系の連結性を重視するよう求める「ガンディーナガル宣言」を採択
・移動性動物の保全状況について初の報告書を公表、個体数減少が続いていると報告
このほか、多くの分野横断的な政策措置や意識啓発活動等でも合意した。
COP13には締約国・非締約国、国連機関、NGOなどCOP史上最多の2550人が参加した。また開会の辞はインドのモディ首相が述べ、ホスト国の政府代表が開始した初のCOPとなった。【ボン条約】
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