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[海外エコニュース一覧]

【フランス】2020.02.17 発表

フランス環境省、洗濯機のマイクロプラスチック汚染対策のため洗濯機メーカーと会合

 フランス環境連帯移行省は、洗濯で発生する微小な化学繊維片(マイクロプラスチック)を捉えるフィルターに関し、洗濯機メーカーらと会合を開催した。フランスでは、プラスチック汚染や資源の浪費を食い止め循環型経済をめざす新たな法(loi anti-gaspillage)が2月中旬に成立した。この中で、マイクロプラスチックによる環境汚染を防ぐ施策として、2024年までに新規洗濯機に捕捉フィルターを取り付けることが世界で初めて義務付けられた。今回の会合は、この施策内容を説明するとともに、今後5年以内にフィルターを生産ラインに組み込むことになった洗濯機メーカーらと技術的ソリューションの行程表を作成しようとしたもの。
 同省によると、洗濯1サイクルで最大約70万個のマイクロプラスチック繊維が環境に放出される。フランスでは97%の世帯が洗濯機を持ち、平均で週5回使用するといい、大量のマイクロプラスチックが環境に放出されているが、微小であるため排水処理施設で捕捉できず、水域へと流出している。【フランス環境連帯移行省】

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