【アメリカ】2018.07.31 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、1970年から2017年までのアメリカの大気汚染状況の推移をまとめた報告書「我が国の大気:2017年までの状況と傾向」を公表した。それによると、国内の主要な汚染物質6種類として微小粒子状物質(PM2.5、PM10)、二酸化硫黄(SO2)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)、一酸化炭素(CO)、鉛(Pb)の排出量の合計はこの期間に73%減少した。EPAは、アメリカの経済が3倍以上の成長を遂げる中でも大気質が大幅に改善したことを強調している。
同期間の後半にあたる1990~2017年でみても、大気汚染物質の排出は大幅に減少した。たとえば、SO2(1時間値)は88%減、鉛(3か月平均)は80%減、CO(8時間値)は77%減となった。この報告には、汚染物質、場所、年ごとに詳細な情報を閲覧・ダウンロードできる対話型の図やグラフもあり、市民から政策決定者まで利用できる。【アメリカ環境保護庁】
https://www.epa.gov/newsreleases/air-pollution-trends-show-cleaner-air-growing-economy
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