【イギリス】2017.12.15 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、清浄で安全な水の利用を守るため、河川や湖沼、地下水からの取水の管理制度を改革する計画を発表した。最新データによると、取水免許保持者の水の利用が増加し、国内の地表水の5%、地下水の15%が危機的な状況にあるという。計画は、人間や水生生物に必要な健全な水環境を守れるよう、
・現行の取水免許を見直し、管理を強化することにより、持続可能でない取水を防止する。
・水域を集水域レベルでとらえ、環境庁、取水者、集水域団体の協力を強化する。
・取水免許のオンライン申請、水資源規則と他の環境許認可規則との整合など、取水管理手続きを改善する。
環境庁は2018年1月から、環境の保護と制度の公正性のため、これまで規則の適用除外となっていた約5000の水利用者の規制も開始する。2019年5月には、この改革の進捗について議会に報告することになっている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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