【国連】2016.05.16 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、2016年5月16~26日にボンで国連気候変動会議を開催する。2015年にパリ協定が採択され、既に176か国とEUが署名した。2016年11月には、モロッコのマラケシュで同条約第22回締約国会議(COP22)が開催される予定で、今回のボン会議はこのCOP22に向かって準備を進める重要な会議となる。ボン会議の開会に際し、クリスティアーナ・フィゲレスUNFCCC事務局長は「各国政府は交渉の段階を経て、新時代の協力の段階へ移行した」と述べた。また、COP22の議長を務めるモロッコのサラフッディン・メズアール外相は、COP22ではパリ協定を運用可能なものにするための手続きと仕組みや、気候変動の緩和、適応、資金動員を含む2020年までの行動計画を採択し、能力構築、技術移転、透明性の推進に取り組むとした。また、COP22では途上国の経済のグリーン化と気候変動への適応を支援するため1000億ドルの気候資金を提供するロードマップを描くという。そのため、メズアール外相は各国政府に対して官民の金融機関と共に短期間での候資金動員の仕組みを設けることを提案した。
http://unfccc.int/files/press/statements/application/pdf/20160516_sb44_opening_cf.pdf
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