【EU】2015.11.25 発表
欧州委員会は、国連気候変動パリ会議(COP21)を前に、同会議は気候変動の影響を回避する歴史的な機会であるとし、「公平かつ意欲的で法的拘束力のある世界的な気候合意を成立させることが重要」とするEUの立場と目標を表明した。低炭素で気候変動の影響に負けない経済への世界的な移行を加速させるために、1)低炭素経済へ移行するという強い意志を示す、長期目標への世界的ビジョン、2)目標全体を定期的に見直し高めるための仕組み、3)約束は守られると締約国やステークホルダーが信頼できる、透明性が確保され説明責任が果たされる制度、の3点を備えた、信頼性の高い包括的で永続的かつダイナミックな合意の実現に向け取り組んでいくという。これは、気候変動を食い止め、その影響に適応するための各国の取り組みを強化するだけでなく、EUおよび全世界の長期的な経済成長と持続可能な開発を支えるものだという。また、EUは途上国の気候行動に対する資金援助にも貢献しており、2014年に公的気候資金として145億ユーロを提供したと報告した。【欧州委員会】
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