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[海外エコニュース一覧]

【EU】2015.09.16 発表

欧州環境庁、欧州におけるオゾン層破壊物質の使用は2014年も減少したと報告

 欧州環境庁(EEA)は、欧州におけるオゾン層破壊物質(ODS)の使用は、2014年も引き続き減少したことを示す報告書を公表した。1989年にモントリオール議定書が発効されて以来、世界中でODSの代替物質への転換が進められてきた。欧州では、モントリオール議定書には含まれていないODSも管理対象にしたEUの厳格なODS規則の下、企業はODSの使用状況(輸入、輸出、生産、破壊)について報告することが義務付けられている。今回の報告書は、モントリオール議定書とEUのODS規則で管理対象となっている200以上の化学物質についての使用状況を調査したもので、2014年に使用が減少した背景にはODSの破壊の増加と在庫の減少があると分析している。化学物質の種類によってオゾン層を破壊する可能性は異なるため、報告書では通常の重量単位(トン)と共に、環境への影響を定量化したオゾン破壊係数(ODP)トンでもデータを示しているという。【欧州環境庁】

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