オゾン破壊係数

[ オゾンソウハカイケイスウ ]

解説

成層圏においてオゾン層を破壊する物質には多様なものがある。これらの多様な物質のオゾン層破壊の強度を比較する際にオゾン破壊係数(ODP:Ozone-Depleting Potential)が用いられる。その値は、各化合物の1 kgあたりの総オゾン破壊量をCFC-11の1kgあたりの総オゾン破壊量でわったものである。つまり、CFC-11のオゾン層破壊係数を「1」として他の物質の強度を相対的に示すものである。これによるとハロンが他の物質に比較すると相対的に大きな値を示す。これは臭素が塩素よりもオゾン層破壊の効果が大きいことが要因である。

詳細解説

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