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【国連】2015.03.06 発表

EU、2015年パリ合意に向け気候行動計画を提出

 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、欧州連合(EU)が2015年3月6日、新たな気候合意に向け、国別目標案(約束草案、INDC)と呼ばれるEUの気候行動計画を提出したと発表した。各国政府は2015年12月に予定されるパリの締約国会議に先立ってそれぞれのINDCを提出することに合意しており、特に、多くの先進国と規模の大きい途上国は、2015年の第1四半期内に提出することが求められている。EUは、パリ会議に十分先立ってINDCを提出したことになる。EUの文書を含め、提出されたINDCはすべてUNFCCCのウェブサイトで閲覧できる。フィゲレスUNFCCC事務局長は、各国に対しできるだけ早くINDCを提出するよう促している。
 パリ会議では、すべての国が参加する新たな気候合意が成立する見通しである。INDCは、この合意への各国の貢献の手段となるもので、たとえば、各国が取り組む排出削減の詳しい内容のほか、気候変動への適応策など分野を対象とする行動計画などの形をとることもできる。各国は、提出するINDCにおいて「後戻り」はしないことに合意しており、UNFCCCは、これにより排出削減を目指すレベルが時とともに高まるものとしている。【国連気候変動枠組条約】

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