【イギリス】2014.12.16 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、大気質助成プログラム(2014-2015年)により、地方自治体が大気質の向上を目指して実施するプロジェクトに総額100万ポンドを助成することとし、対象プロジェクトを発表した。大気質助成プログラムは、環境、特に大気の質を改善し、国民の健康と福利の増進を図ることを目的にDefraが地方自治体のプロジェクトを助成するもので、今回は、道路輸送からの排出緩和と二酸化窒素濃度の削減が重点となっている。
助成対象となったプロジェクトは、大気質モニタリングとナンバープレート認識データの分析調査(4万8000ポンド、ワンズワース市)、会員制カーシェアリングの駐車区画への電気自動車充電設備の設置(12万8800ポンド、ウエストミンスター市)、自転車用道路の改良(2万9100ポンド、ウォットフォード市)など24件。
Defraのロジャーソン政務次官は、「大気質はこの数十年で格段に向上した。大気の質を向上させるうえで地方自治体が果たす役割は大きい。大気質助成プログラムの資金によって、自治体の作業継続を支援できる。これらのプロジェクトが具体的な成果を上げることを期待している」と述べた。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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