【イギリス】2014.11.13 発表
イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、都市部の団体や自治体が自ら再生可能エネルギーによる発電施設を設置できるようにするため、1000万ポンドの予算を組み「都市コミュニティ・エネルギー資金(UCEF)」を開始した。これにより、地域の団体や自治体は、地域の建物や工場での太陽光パネルの設置、あるいは地域で出た廃棄物を使う嫌気性発酵プラント建設などのため、助成金では最大2万ポンド、融資は最大13万ポンドを申請することができる。UCEFには、風力、太陽光、バイオマス、嫌気性発酵、熱電併給、水力など、イングランドの都市部で計画されるプロジェクトが対象となる。スコットランドとウェールズでは別の制度がある。UCEFは、農村部の再生可能エネルギープロジェクトを支援する「農村コミュニティ・エネルギー資金(RCEF)」を都市部で実施するものである。
DECCでは、地域の発電プロジェクトは固定価格買取制度の下でも支援が強化されたとしている。これは、小規模の再生可能エネルギー発電設備の所有者にその発電に対し料金を払うもので、新たに、登録慈善団体が対象団体に追加されたほか、プロジェクト2件(それぞれ最大5MW)が一つの系統接続を共有し個別の買取料金を受け取れるなどの変更が行われている。【イギリスエネルギー・気候変動省】
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