【アメリカ】2014.08.27 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、ルイジアナ州メキシコ湾岸の水質調査のため、同州の野生生物漁業局(LDWF)に48万5000ドルを助成した。
この調査は、2001年からEPAと州パートナーが実施している国内沿岸および五大湖の水質調査(国家沿岸環境評価:NCCA)の一環である。NCCAでは、統計的サンプリング法を用いて水質や堆積物、魚の細胞組織の汚染物質、沿岸・河口水底の生態系について調査し、その結果を基に、科学者や研究者、連邦・州・地域の環境当局は国内の沿岸環境を地域的・経時的に比較している。LDWFは今後、ルイジアナ州の沿岸や河口97地点から水と堆積物のサンプルを採取し、その結果を2015年のNCCAに役立てる。
河川や湿地は、洪水の防止、地下水の涵養、汚染の除去、魚など野生生物の生息地提供等の恩恵を地域社会にもたらす。また国民の3分の1は、季節や降雨に依存する河川を利用した公共水道から飲料水を得ているという。NCCAは、こうした河川・湖・湾・湿地・沿岸水域の保護を図る水質浄化法の目標達成に寄与している。【アメリカ環境保護庁】
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