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【ドイツ】2014.07.15 発表

ドイツ ペータースベルク気候対話が終了。「気候政策における新時代の幕開け」

 ドイツ連邦環境省のヘンドリックス大臣は、「気候変動に関する非公式閣僚級会合ペータースベルク気候対話V」の結果を受け、「気候政策における新時代の幕開け。我々は力を合わせることにより気候変動を制御することができる。多数の国々が、2015年に締結を目指す国際協定に向け、新たな野心的な気候目標に取り組んでいる」とコメントを発表した。2013年のワルシャワ気候会合において、各国は、2020年以降の新しい国際的枠組みに向けたそれぞれの気候変動対策を2015年3月までに提示することに合意していた。ヘンドリックス大臣は、EUや米国、中国といった大量排出国がこの期限を遵守することが見込まれており、さらに多数の小国がこれを追随しているとしている。
 ドイツ政府は、国際気候保護イニシアティブを通じて、ペルーやアルメニアなどこれまで発展途上国19か国の計画策定を支援してきたが、この支援をさらに拡大することを表明した。ヘンドリックス大臣は、「ペータースベルク気候対話では、我々は正しい方向に進んでおり、2015年合意に対する考えも近づいていることが示された。それにも関わらず、国際的な拘束力や規制の程度、目標などにおいて異なる見解がある。リマ会議では、これらのテーマに取り組むことが求められる。集中的な交渉が行われるが、最後には全ての国家が責任を持った行動をとることを確信している」と述べた。【ドイツ連邦環境省】

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